2010/01/31

ある日、相続が発生した。59

唐突ですが。

特別代理人選任、というのがあります。
未成年者が相続する際に代理人として責任を負う人を選ぶため、家裁に申立をするわけです。
普通なら親族にお願いしたりするのですが、何しろああいう人たちですから任せる訳にはいきません。
ですので私は、信頼出来る2人にお願いをした訳です。
そしてその申立に必要な書類の中に、固定資産評価証明書、というのがありました。

この書類は本人、若しくは同居の親族でなければ申請することが出来ません。
代理人が申請する場合、本人の委任状が必要となります。
なので、長女に委任状が必要である旨を説明し、その委任状を何に使うのかを説明した上で、署名捺印をお願いした訳です。

その手紙が実家に届き、長女からメールが着ました。
そのメールがこれです。


『手紙見ました。ばあちゃんが印鑑証明はいらないの?って。』


委任状への捺印は、三文印で十分です。
ですが、ちょっと待ってください。
おかしいと思いませんか?
何で印鑑証明とれるの? まさかと思うけど、勝手に登録してるとかでは……。

と思ったので、聞いてみました。


『丸いやつなら登録してあるらしいです』


印鑑登録は基本的に本人でなければ出来ません。
委任状があれば代理人が代行出来ますが、それには自筆で署名捺印しなくてはならないのです。

何で印鑑登録がしてあるのでしょうか。
しかも長女はどうも、書類を色々書いたらしく、よく覚えていないと言います。


つまり、こういうことですよね。

○ 長女の印鑑を作り、勝手に登録し、その印鑑で土地の相続から売買までを行おうとした。
○ ところが相続には親権者の同意と署名捺印が必要であり、しかもおれの実印と印鑑証明がなければ売買が出来なかった。
○ だから仕方なくこちらに打診してきた。


多分、これ、悪意がないんでしょうねえ。
だからたちが悪い。
それが当然の権利で当たり前だと思ってるからこそ、ここまでのことをやってしまうんだと思います。

長女には、訳の判らない書類にはもう絶対にサインしたり捺印したりしないように、と忠告しておきました。
そして判らない場合はこっちに訊くように、とも言っておきました。

一応……というか、本当はしてはいけないことなんですよ、これ。
血縁関係にあっても、です。
実印は作り直してありますから、後々、本人が印鑑登録を正式に行うことになるでしょう。

2010/01/30

ある日、相続が発生した。58

廂銀行とのやり取りも、ほぼ終了しました。
例の司法書士、須々木さんもこれ以上は近付いてこないでしょう。
(またいきなり訳判らん手紙は送られてくるかもですがw)

今は神無城不動産さんとのやり取りがぼちぼちと進んでいる状況です。
営業の人が朗らかに「お願いしている司法書士の先生は三星先生(仮名)です!」って仰るんですが、司法書士と言われるとこないだの変なのを思い出してしまい、どうも引いてしまう私がいます。
全然関係ないところの司法書士なのだとは思うんですが、なんか、こう……ねー(汗)

とりあえず問題なく売買できる土地であるということが判明したというか、ぶっちゃけ、必要書類とあわせて、最初の不動産屋に雇われていた司法書士、露草さんからの手紙のコピーを送ってみたんですけどね。
神無城父動産の担当さんはそれまでもにゃもにゃしてたんですけど、問題ありませんという回答に変化しました。
そういう意味では司法書士の名前って使えるのかも知れません。(ひでぇ)

依頼したのは大きい不動産屋さんですので、前回のような訳の判らない間違いはないと思います。
ただまあ、これでやっと共有者の居場所を捜すことが可能になったってだけで、具体的に話が大きく動いたわけではありません。
少しずつでも着実に進んでくれるといいなあ、と思います。

2010/01/29

ある日、相続が発生した。57

廂銀行から書類が届きました。
これで廂銀行の預金分に関しての相続手続きは終了しました。
あとは振り込みを待って、その確認書類を送るだけです。

しかしまあ、一行なのに何回印鑑押したことか!(笑)
実印作っておいて良かった、ホント。
ちなみに印鑑登録が出来る年齢には制限があり、確か15歳以上でなければ出来ません。
そのため、子供の分は長女の印鑑登録しか出来ないんですねー。しかも住所がある役所でなければ無理です。
その辺りのこととか色々あったんですが、今回は代理人の印鑑と印鑑証明があれば問題ない、ということで良かったです。

でもって、例の司法書士サマ、須々木さんですが。
先ほどメールが届きました。
一応、意訳します。


> これまでも確認しておりますが、結局のところ、洋司さん遺産相続に
> ついて、須々木様は関係がないということで宜しいでしょうか?

正しくは関与する権限がない。
汀子さんは洋司さんの相続人ではないため、洋司さんの遺産相続に関与することは出来ない。

> 現在のところ、汀子さんについて法的手段を講じるつもりはありません。
> 問題にしているのは、須々木様がどういう立場で書類を送られ、さらに汀子さんの
> 意志を本当に伝えているのか判断がつかないところにあります。
> 須々木様のとられている行動について疑問に感じ、現在、法務局などに助言を
> 仰いでいるところです。

汀子さんはあなたへの回答書を作成する能力が不十分なため、かわりに作成・送付した。
あなたが(能力が十分でない未成年者の)長女さんらに代わり、手続きを進めているのと類似している。
(ただし自分はあなたとは違い代理人ではない。単に困っているおばあちゃんの手助けをしているだけだ)

> 須々木様が司法書士としての業務の上で私に連絡を取っている訳でないのでしたら、
> 須々木様を介してやり取りするのはおかしいのではないかと法務局から指摘を
> 受けました。

汀子さんに直接照会しろ。汀子さんはあなたからの照会を多分放置するだけだ。
ただし仮に汀子さんがあなたの照会を放置しても悪意がある訳ではない。汀子さんは長女さんらと同じ状況(=回答しなければならないという認識を持つに至らない状況)にあることを理解しろ』(意訳)

結局、矛先が自分に向いていると判った瞬間、全力で逃亡ですかwwwwwwwww
凄い正義の味方もいたもんですねwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwww

そしてたびたび私をカチンとこさせているのは、こいつがいちいち長女の名前を持ちだしてきやがること。
さらにその名前が思いっきり間違っていること。

でもってあのー……。長女達を汀子さんと同列にして欲しくないんですけど……。何ですか、そのキモイ比較対象は。
だって成年後見人じゃないって言ったじゃん。
でもって、法定代理人の私は、依頼を請けもせずに勝手に世話を焼いてるおっさんと同列なんですか?
勘弁してください。キモすぎる。


そんな感じで全力で逃亡しましたので、これで寄ってこなくなると思います。

2010/01/28

ある日、相続が発生した。56

役所に電話をしてみました。
固定資産税の納付書がどこに送られているかを訊ねると、やはり実家に行ってました。
こっちはまあ、あっさりとクリア。
課税課と収納課で話が通っていなかったらしく、次からはこっちに送付するということで話がつきました。

続いて、今度は例の司法書士、須々木さんへの対応法をQ県の司法書士会に訊ねてみることに。
須々木さんが所属する司法書士会に問い合わせたところ、法務局に問い合わせろと言われました。

でもって、法務局とのやり取りが以下。


★Q県の法務局とのお電話&アドバイス★

・司法書士がきちんと立場をはっきりさせていないのが一番ネックになっている。
・現時点で告訴するのは、相手からの名誉毀損などによる反訴の可能性もあるのでお勧めしない。
相手は腐っても司法書士で法律を専門にしていることを忘れないほうが良い。
・論点が不明なのは、わざと状況をはっきりさせずに時間稼ぎをしているのではないか?
・とりあえず司法書士に、依頼の有無や立場を明確にする事を強気に求めた方が良い。
・その点を問いただせば、司法書士が引くと思われるから、連絡先を聴きだし今後はその司法書士抜きで話を進めると良いと思う。


腐っても司法書士、という部分に笑った私がいますがww
腐れた汚物は早急に掃除して欲しいと思うんですけど。だってこれ、私だけじゃないでしょう、被害受けてるの。
どうしてそういう司法書士を野放しにしておくのかが判らない。
謎ですよねー、まったく。

でもって夕方には不動産屋さんから……と書くと、前の変なトコと混同しそうですね。
仮名で神無城不動産とします。
で。神無城不動産から電話がありました。
今回の物件は色々と問題があるので、フツーの査定では売りにくいとか、色々と話を詰めていってるところです。


……そんなことを書いている間に須々木さんから返事がwwwwwwww


まず、法務局の指導により、私が士に出したメールがこちら。

『須々木様

Q法務局総務課に相談したところ、まず須々木様が平井汀子様より
どのような依頼を請けていらっしゃるのかを明確に答えていただく ようにとの助言を受けました。
須々木様の今回の件についての立場を再度確認させて頂きたいと思います。
ご返答をお願いします。』

そしたら変な回答がきました(笑)

『1.自分は汀子さんの母親の相続の相談を受けている。
2.その際、 汀子さんがあなたからの書状を持っていたので、洋司さんに関して聞いたことを伝達した。汀子さんが法的知識を含む能力がないと判断したためである。
3.弁護士に依頼することが望ましいとは思ったが、汀子さんは着手金を含む支払い能力がないため、やむなく自分が回答した。なお、自分も相続分を含め、汀子さんから報酬はもらっていない。
ただし仮に長女さんらから刑事・民事で法的手段を講じられた場合、埜草弁護士(仮名です)に受任の内諾を得ている。
また本件についても同弁護士から随時アドバイスを受けている。』(意訳)


ぷ。
判っていないようですね。
私が問題しているのは、あなたです。
あなたの司法書士としての在り方を問うているのです。
司法書士なら何でもやっていいとか思ってる性根が気に食わないから、関係あるのかないのかを聞いているんであって、汀子さんを攻撃しようとか考えてる訳ではありません。
さらに弁護士とかの名前を出したらこっちが怯むとか考えてるチンピラ根性も気に食わない。
ナニサマですか、おまえは。

そう思いつつ、私が出した返事はこちら。

『須々木様

お世話になっております。

> 1.
> 2.(上に意訳がある部分と番号通りに重なってます。)


これまでも確認しておりますが、結局のところ、平井洋司さんの遺産相続に
ついて、須々木様は関係がないということで宜しいでしょうか?


> 3.

現在のところ、汀子さんについて法的手段を講じるつもりはありません。
問題にしているのは、須々木様がどういう立場で書類を送られ、さらに汀子さんの意志を
本当に伝えているのか判断がつかないところにあります。
須々木様のとられている行動について疑問に感じ、現在、法務局などに助言を仰いでいるところです。

須々木様が司法書士としての業務の上で私に連絡を取っている訳でないのでしたら、
須々木様を介してやり取りするのはおかしいのではないかと法務局から指摘を 受けました。

上記についてご返答をお願いします。』



今のところはそんな感じの経過デース♪

2010/01/27

ある日、相続が発生した。55

拝啓 春光うららかな季節を迎えました。

とかいう出だしで、例の司法書士サマ、須々木さんから愉快な手紙が届きました。
あまりにもあまりな訳の判らなさで、正直、読んだ私も愕然としました。

何に愕然としたかって、あまりの阿呆さ加減に。

とりあえず意訳してみます。


『平井汀子さんから廂銀行の通帳を預かったので送る。解約した方の通帳は保管していない。

1.汀子さんから聴取した事項を連絡する。

□ 平井洋司さんの葬儀は○○葬祭及び墓のある地区の寺で行った。
  汀子さんは言わば腰が抜けたような状態だったので、とりあえず○○葬祭の助けを求めた。

□ 洋司さんが「自殺」した原因は不明だが、遺書に「決行する」と書いてあったらしく、何かに追い詰められていたと推測される。

□ ○○葬祭での葬儀は、洋司さんの死因を明らかにしないために親族は招くことが出来なかった。
  その後、親族の多い地区で2度目の葬儀をした。

□ 葬儀費用は、計60万円(各30万)以上必要だったため、汀子さんの預金だけでは賄えず、不足分は洋司さんが払った。


2.廂銀行の預金に関する個人意見

□ 仮に長女らが廂銀行に対し、汀子さんが払い出した預金相当額の支払いを請求された場合、同行は汀子さんに返還を求めることになると予想される。

□ 汀子さんは孫達に少しでも財産を遺したいと考えている。
  だが仮に間接的に(廂銀行経由)にせよ、長女らから洋司さんの葬儀費用に充当した金銭の支払いを請求された場合、汀子さんの気持ちに変化が起こる可能性がある。


本書について不明な点は当職に問い合わせろ』(意訳)


一応、意訳したつもりなんですが、あまりの阿呆ぶりに、原文がちらちらと出ています。
すみません、正直、これ、意訳し難いです。
だって意味が判らないんだもんよー!

そもそも何で関係ない人がこんな手紙を送ってくるのか理解不能です。
汀子さんから正式に依頼を請けたのなら請けたと、まず最初にこちらに判るように書かないと意味がありません。
さらにこれ、私に送っても仕方ないと思うんですよね。
廂銀行に言うべきなんです。
しかも汀子さんが「息子には嫁も子供もいない」と銀行窓口で断言したという事実は変わりません。
正直、私に言われてもなあ……(笑)

しかしまあ、司法書士ってのは何ですか? こういう頭の悪い人ばかりなんでしょうか?
そもそも須々木さんが手紙を送って来なければ、こんなことにはなっておらず、当然銀行とのやり取りも発生していなかったはずなんですよねー。

まあ、須々木さんが汀子さんに問い詰められて涙目になってこっちを悪役にしようと必死になっているのかも知れませんけど、正直、この程度の文章で勝負出来ると思われるのは心外というか。
余計に証拠を残してくれてありがとうとしか言いようがないというか。

何だかやれやれって感じです。ハハハ。

ある日、相続が発生した。54

連絡があったので不動産屋さんと話をしました。
話を進めることにしたのは、ガツガツと動いてくれていた方の不動産屋さんです。
でもって本来は当たり前なんですが、法的に一つずつ詰めていきましょう、という話で。
そう聞いた私は心底安心しましたが!w

不動産屋の担当者的にはやる気満々のようです。
あと、どうやら共有者の行方が判らないそうなんですよねー。
ぉぃ(汗) マジか(汗)

そんな訳でまた連絡待ちです。

2010/01/26

ある日、相続が発生した。53

相続系の話は地味に、じみーーーに進んでいます。
例えば銀行が「もうちょっと待ってください!」と電話してきたとか。
(書類を送るとか言っていたんですが、どうやら上から書類をもっと簡略化しろといわれたらしいです)
依頼していた不動産屋が一向に連絡してこないのに対し、タッチの差で遅れた不動産屋はまめに連絡してくるとか。
仕方ないので電話しようかと思って営業所のホームページをチェックしてたら、営業所員が面さらしの上でメアドを公開しているのを発見。
電話じゃなくていいならそっちのが断然いいので、担当者にメールしてみました。
まだ返事はありません。

そんな感じでぼちぼちとしか進んでいない裏側で、親友にQ県家裁に書類提出に行って貰ったりしてます。
申し立てには足りない資料があったので、今はそれを集め中。
特別代理人選出の申し立てなんですが、必要資料がサイトにちゃんと書いてないんだもんよー(泣) とほほほほほ。
どこかに書いてあるのかもだけど、判りやすいところになければ意味がないって(泣)

2010/01/24

ある日、相続が発生した。52

銀行の人と会う約束をしている日でした。
正直、緊張しまくり(汗)
いくら詫び入れられるだけだと判っていてもですね、そんな経験まったくないので、どーすりゃいいもんだかと。

そして銀行屋さんはやってきました。
うちでは対応スペースがないので、近所の喫茶店を指定しました。

もの凄いジャンピング土下座っていうか……。
平謝りされまくりです。
いや、私としては口座が戻ればそれでいいんですけど、みたいな。
でも謝りたいらしいので謝ってもらいましたが。

銀行さんはもう1度営業所の内部調査を行ったそうです。
そしたらたまたま、そのシーンがカメラ映像に残っていたのだそうです。
んで、支店長が「もしかしたら言われたかもしんない」的なことを言い出して。
1人ずつ面談調査した結果、亡くなっていた事実を把握した上で解約したと。

さらに。
銀行屋さんは口座を解約した、問題の平井汀子さんに会ったそうです。
そこで解約の時に洋司さんが亡くなったと言ったという言質が取れたそうで。

とにかく手続きとしては、全ての口座の内容を洋司さんが亡くなった時の状態に戻す、と。
んで、事務手続きの説明をしてもらいまして。

おもむろに訊いてみました。

私「すみません、あの、つかぬことを伺うのですが、平井汀子さんにお会いになったんですよね? どちらで?」

銀行屋さん「はい! ○○支店の応接室で」

私「はー、なるほどー」

銀行屋さん「実はいつ帰ってこられるか判らないので、車で張り込みまして、ちょうど帰ってこられたところを捕まえまして」

私「ふむふむ(張り込みってどこぞの刑事かよ)」

銀行屋さん「どうも足がお悪いということで、二階にいて一階の電話が鳴るととれないので、ハガキでいつ電話しますとお知らせするということにしまして」

私「はー……そうなんですかー(生ぬるい笑み)」

足悪いのに電話をわざわざ遠くには置かないし。
大体、ハガキでやり取りするようなことか? 電話鳴らして15分後にもっかい電話とか出来るべ?
実はあのアパートに住んでないと見た。

まあ、そんな私の想像はともかく。
廂銀行の方からは新しい情報を多少手に入れ、お茶菓子をゲットして別れました。
ありがたくお茶請けにいただこうと思います。



……んー。
銀行屋さんから受け取った明細にある「ケイジドウシャ」って何だろwwwwwwwwwww
軽自動車税なのか?
その軽自動車はどこに消えたのだろうwwwwwww

2010/01/23

ある日、相続が発生した。51

廂銀行から電話が掛かってきました。
手紙の返事の期限が迫っていたので、もしかしてちょっと遅れるとかなのかな、とか思っていたら。


『実は営業店が故人が亡くなっていた事を知っていた事実が判明した。
これまでのやり取りとは事実が大きく異なるので、本当に申し訳なく思っている。
該当する口座は復帰させる。
部長共々お詫びにあがりたい。
いつが都合がいいだろうか』(意訳)

超展開キター。
ていうか「今からでも新幹線でお伺いします!」とか言われても、あの、急に来られても困るというか。
なので明日、ということでお願いしました。


最高裁までいったら負けるとか言ってた、あの変な弁護士プギャー(AA略

2010/01/22

ある日、相続が発生した。50

積もり積もって、とうとう50番代まで来ましたかー。
何だか感慨深いというか。

今日はまずは書類の作成についてのことを少し書こうと思います。
相続が発生したら、次の書類の作成が必要になります。
まずは財産目録。どれだけ遺産があるかを書き出す訳ですね。
続いて遺産分割協議書。これで誰がどれだけの遺産をもらうかを決めるんです。

で、今回の件の場合、相続人が未成年ですので、法的な処理を代理人が行わなくてはなりません。
それが私です。法定代理人ですね。
続いて、遺産分割協議のためには、利益が相反するばやい、代理人の他に特別代理人ってのを立てないといけません。
これを家裁に申し立てるための書類を作成中です。
ちなみに申立人の私の特権で、特別代理人には親友と友を指名しました。

……どっちにしろ均等に3分割の予定ですから、まあ、表面的なものなんですけどね。
でもこの協議書がないと銀行にばっくれられる危険があるので(笑)

んで。
今日は不動産屋から電話がありました。
2件の電話のうち、片方はQ県の担当からそのうちに連絡が行く、という連絡でした。

もう1件が凄かった。
素晴らしい速度で取引の条件について調べようとしているらしく……。
いや、仕事が速いんですよ。びっくりするくらい。
関係性が判らないので電話しました、ということだったんですけども、とりあえず今日の段階で法務局とか現場(土地)には足を運んで、出来る限りの状況は見てきたそーです。
だもんだから、話が早い早い。
実はこの土地には建物が2軒建っているそうです。知らんかった……(汗)
で、共有者という方がいらっしゃるが、この方はどーゆー方なのかと。
ありのままに話しました。ええ、ありのまま。
そうしたらですね。直接にやり取りをするより、私どもに仲介させてください、と。
もちろん仲介手数料は頂きますが、それは成功報酬となりますので、この案件が成立しなければ一切いただきません、と。
うん、そう。それが真っ当な不動産屋の姿なんだ。
そう、ホントにそれが真っ当なの。真っ当なんだけど、なんかもう、すげえ嬉しくなってしまいました。当たり前のことなのにね(笑)

とりあえず法的に問題がないかの調査も含め、様々な手続きが必要なので、1週間から10日ください、とはっきり言われました。
OK。すぐに判るってのも嘘くせえしな(笑)
快活な感じの営業っぽい人の声でしたから、きっとがつがつと足で稼いでくれることでしょう。

……本当は判らないかも知れない?
いいんですよ、仕事さえしてくれれば、腹黒かろうがなんだろうが。
当たり前に仕事が出来ることが正義ですから。(きっぱり)


ちなみに先に電話してきた方は断る可能性が大ですが、今のところはまだ判りません。

2010/01/21

ある日、相続が発生した。49

残念なお知らせです。
不動産屋に電話したところ、売却は無理だという返答でした。
がーん。

……というのもまあ、実は判らなくもなく。
地と密着型の不動産屋の場合、そこで悪者になってまでってのは無理だったのかな、と。
でも動いてはくれたようなので、その部分はありがたかったです。
あ、ちなみにこの方はDQNではなかったので念のため。

どのみち共有者の連絡先も判らないままなので、いかんともし難いっすねー……。
ただもし、この共有者がその土地に暮らしているなら、似たような反応が返ってきそうな気もします。
その土地で近所付き合いを円満に行いながら、死ぬまでそこにいるっていう立場の人間の感覚なら、普通のことなのかも知れません。

また別の不動産屋を探しつつ、淡々と事務処理を続けようと思います。
……銀行の件もありますしね。

2010/01/20

ある日、相続が発生した。48

続きです。
DQN弁護士にぶち切れた私は、本当は明日以降にしようと、ドキドキしていた不動産屋への電話をし始めました。
こうなりゃやけじゃ。
束でかかってこい、DQNめ!

……とか思ったら、あら不思議。
電話した不動産屋さんの受付嬢は、それはそれは真っ当な方でした。
社長が不在なので、と丁寧に詫びられ、こちらからまた後で電話することに。

一時間後、との約束だったので、その間に遅めの昼食を摂りながら、DQN弁護士を罵倒。
だってね、あり得ないDQNだったんですよ、ほんとに!
私が現場で温い笑みを浮かべて、完全スルーするほどに!
だって法律知らないんですよ!? 銀行法とか! 守秘義務とか! 個人情報の漏洩とか!
何でそんな人が弁護士やってるんですか! 意味わかんない!

……などと、愚痴を垂れまくり、ガツガツと歩いて帰り始めました。
電話を探しながら歩き、ようやく人のいない電話ボックスを見つけて、不動産屋に再チャレンジ。

この不動産屋は、実は問題の土地のガレージについてた看板に書かれていたところでした。
これを調べてくれたのは、私の親友です。

親友のカードは強かった。
電話に出たのは社長さんでした。
声の調子がもう違う。商売人の声。
そう。
不動産屋は、親友のカードだけは、DQNではなかったのです!

そして実はガレージは別の方の所有地で、その隣のボロアパートの建ってるトコのみが、問題の土地だと判明しました。
地の不動産屋さんで、「あー、平井汀子さんのところですね」とすぐに返答がありました。
そしてこの辺りの土地は難しいのだと。
手放したい、という意向を伝えると、登記の問題や測量、人が住んでいる場合は立ち退きの問題も発生しますなどと、丁寧に説明してくれました。
んでもって、これが効いた。

「こっちも商売ですから、無料で出来る範囲内で、近所にきいてみましょう!」

そう。商売をして欲しいんです。
商売せずに親切を押し売りされても困る。だって気持ち悪いじゃないですか。先の不動産屋や司法書士みたいに親切でやってあげてるんだ的に出られると、誰も頼んでねえよって言いたくなるでしょ?
でもこの人、はっきり言いましたもんね。商売だからって。
よし、任せた(笑)

ちなみに共有者に知らせても、恐らく事情は判らないだろうと言われました。
つまりこの不動産屋さんが仲介してくれる、という意味です(笑)
仲介料がもちろんかかります。それは私も承知の上で「そうですよねぇー」と同意。
これで、仲介料が掛かる契約の予定になりました。
でもいいんです。商売してください。商売人なんですから。
とれるところはとればいいんです。
ちゃんとしてくれるなら、一向に文句はありません。

「じゃあ、私は出来るところまで調べますから、明日また電話をください!」

元気よく言われ、即座に「はいお願いします」と返答しました。


この土地はね。
実は、当たればでかい場所なのです。
ただね、今建ってるアパートが邪魔なんです。
景観的にもまずい。そこだけがまるで江戸時代です。
だからこのアパートのせいで周囲の地価が下がっている可能性もある。
ここを取り壊せれば。


……不動産屋さんの努力に期待しつつ、私は親友に感謝しました。
やはり持つべきものは、ですね。本当に。

ある日、相続が発生した。47

さあ、そんな訳で!
行ってきました、無料弁護士相談。
まずは前振りから。

区で受け付けているこの無料弁護士相談はとても人気があり、月・木の9時からの受付なのですが、ゆっくり電話をしていると空きがなくなってしまいます、と消費者相談センターのおねいさんは教えてくれました。
なので私は、時計とにらめっこしつつ、9時ジャストに電話しました。
すると既に内線が全部通話中という有様。
でも何とか予約はとれました。おのれ、コンサートのチケットか、キサマは。
……などと思いましたが、無事に予約が取れたのでよしとしましょう。

弁護士に説明するための関係相関図などを作成し、資料を持ち、いざ。
いざ、区役所へ!

時間を待って窓口に行って案内された瞬間。



DQNのオーラ。



いや……まさかと思うでしょう。弁護士だもん。
でもね、DQNオーラが溢れていました。もろにこっちを見下してます。
しかも説明しようとすると、こうお言いやがりになりました。

「ここのこの点が疑問だという訊き方にしろ」

あんたは問題点を類推するという能力がないのか!(汗)
六法の辞書を引くみたいに、問題点を法的にまとめるのって、私の役目なんですか!?

……とか思いつつも、とりあえず相続の発生、司法書士の件を話してみました。
素晴らしい回答を得ました。

「それはほら、この時は依頼を請けていたかも知れないし」

はああああああああああああああああああああああああああああああ!?
いや、私はね。メールのプリントアウトしたものを持っていったんです。
司法書士のたわけた手紙も。
それを見せてなお、その意見か!
しかもこの弁護士、司法書士の書いてることが全部真実だという前提の元に話を進めるんです。意味不明。
さらにおまけにこの人、法律判ってないっぽい。
だって銀行の問題とか振ったら、

「だってそれは最高裁では負けるでしょう?」

意味わかんないぃいいいいいいいいいいいいいい!!!!!
私はそんなこと聞いてませんし!
確かにあんたに任せたら負けそうだけど、そういうのって、あんたに決定権ないじゃないですかぁああああああああああああ!

この辺りで私、諦めてまして。
このおっさん、何を言っても無駄だなと。
司法書士の肩を持つ気満々なのは判りましたが、それが法に基づいていないので、説得力がないんです。
そんでね。これは言いたい。

私はおっさんと茶飲み会話がしたかった訳ではない!

私の時間を返せ!

弁護士のバッジがついてるか、私が何度確認したことか!

生ぬるい笑みを浮かべながら、とっとと去りました。
馬鹿馬鹿しい。
やってられません。

味方をしてくれと言っている訳ではありません。専門家としての見解、法律に基づいた意見を聞きたかったんです。
なのに出てくるのが、例のDQN司法書士と同じ、根拠のない私見ってどうなのよ?

ただ、このおっさん、こちらから「これはこうですよね?」と確認した別件については、ほっとしたような表情で答えてくれました。
つまり何か。お前の引き出しはそんなに狭いのか。
どんだけ役立たず?


二度と、この無料相談は利用しないと心に誓いました。
タダより高いモノはないってことですね。

(今日は長いので続く)

2010/01/19

ある日、相続が発生した。46

光の速さで司法書士から逃げメールが入りました。

内容を意訳します。

『平井洋司さんの相続については今回のメールを最後にしろ。
回答は以下である。

> 私はそんなことは申していないと思いますが。

○○と名乗る者から「汀子さんを窃盗で訴える」と電話で繰り返された。
○○は法的知識が不十分であり、職業を訊ねたら作家だと答えた。

> 以前に私が書いたメールの文章を下に引用します。
>
> >誠実な対応を頂けない場合、司法などの判断を仰ぎたいと考えています
>
> 以前に私の書いたこの文章は、平井汀子様宛ではなく、あなた様宛です。
> 司法書士であるあなた様の署名捺印の上で送られた書類に不備があると
> 指摘し、司法書士法などに基づいた誠実な対応をお願いしたまでです。
> あくまであのメールはあなた様宛であり、平井汀子様宛ではありません。
> 宛先にもありませんし、そのように書いてもおりません。
>
> 以上についてご確認の上、よろしくご回答下さい。

汀子さんは洋司さんの相続人ではないので、当職は洋司さんの相続については関与出来ない。
従って汀子さんから入手した情報を取り次いだだけである。
当職は洋司さんの遺産について情報を入手していないため、あなたに直接確認してもらうために連絡先を書いた。
「誤記」「不備」とは正しい情報を所有しているにもかかわらず、誤った情報を提供した場合を指す。
従って私は間違っていない』(意訳)


私は声を大にして言いたい。

馬鹿かと。

このメールを送ることにより、よりいっそう自分の立場が危うくなったことに気が付いていないのでしょうか?

まずおさらいです。
須々木さんは、自分は汀子さんからの依頼を請けて相続の手続きをしている、という手紙を寄越しました。
ここでアウトです。
誰の相続についての依頼を請けているのかを明確に記していない。わざとごまかしているなら余計にまずい。
汀子さんから情報を入手したから取り次いだだけ、と書いてありますが、それは汀子さんが依頼していない可能性が高い。つまり勝手に人の手紙を見て、返事を書いたということですね。
となると、違法なのです。

さらに通帳のコピーを送りつけている。
解約の事実を知りながら、その事実を平然と書いている。
この辺りもダメポです。

そして一番まずいのは。
須々木さんは依頼を請けていないのに、勝手に動いていたということなんです。
これは司法書士法に照らし合わせると、明らかに違法になります。
司法書士は依頼を請けない仕事をしてはいけません。
余所様の問題に勝手に首を突っ込んではいけないんです。逆に来た依頼を断ることも出来ません。

誤解をさせる文章を意図して送ったことは、つまりそれは、詐欺と思われても仕方ないですよね?wwwwww


……ごめんなさいが言えない人間がなんと多いことよ。
私だって鬼じゃないですから、間違いを認めてごめんなさいすれば、それ以上は追求しませんよ。
だって人間なんですから。間違えるじゃないですか。
なのにこの人、あくまでも人のせいにするつもりのようですね。

やれやれ……(笑)

2010/01/18

ある日、相続が発生した。45

おっと。
須々木さんのメールに対する返事を書くのを忘れていましたね。
私の返事はこうです。

『須々木様

> しかしあなたから汀子さんに対して刑事を含め法的手段を講じる可能性があると通告された場合、
> 簡易裁判所事件に限が法的代理権を付与された司法書士として、法的知識の不十分な顧客の権利と
> 利益を守るため、ある範囲内で適切な措置を講じる義務があると考えている。(意訳)

私はそんなことは申していないと思いますが。
以前に私が書いたメールの文章を下に引用します。

>誠実な対応を頂けない場合、司法などの判断を仰ぎたいと考えています

以前に私の書いたこの文章は、平井汀子様宛ではなく、あなた様宛です。
司法書士であるあなた様の署名捺印の上で送られた書類に不備があると
指摘し、司法書士法などに基づいた誠実な対応をお願いしたまでです。
あくまであのメールはあなた様宛であり、平井汀子様宛ではありません。
宛先にもありませんし、そのように書いてもおりません。

以上についてご確認の上、よろしくご回答下さい。』


でもって、このメールをあちこちにばらまいた訳ですが。
正直、めんどくさくなってきたので、放置しようと思います。
どうせ質問への返答をする気はないみたいですし。
前回の質問の答えもなかったんですよねー。
今回も答える気はないでしょうし、答えられないでしょう。

2010/01/17

ある日、相続が発生した。44

廂銀行に手紙を出してきました。
風が強かったっす。

それはそうと、また司法書士の須々木さんからメールがきました。
正直、もう相手したくないんですけどwwwwwww

メールの内容はですね。
殆ど関係ないっていうか、私には全く関係ない話なんですよね。
困ったな……。引用するにしても馬鹿馬鹿しすぎて(汗)

とりあえず、意訳してみます。

『相続に関与するとは相続財産を調査すること、並びに登記手続きを行うことと考えている。
当職は洋司さんの相続には関係ない。
汀子さんは相続人でないので関係ない。

だが汀子さんを訴えると言われると顧客の権利・利益を守るために一定の範囲内で適切な処置をとる必要があると考えている。

汀子さんにとって(私の)長女たちは可愛い孫であり、長女たちにとって汀子さんは洋司さんの母親でおばあちゃんである。
あなたは長女たちの法定代理人であり代弁者である。
従ってあなたは長女たちの目線でBさんに対応してもらうことを要望する。

あなたは汀子さんを離婚した洋司さんの母(姑)としか見ていない。

あなたにとって汀子さんがよい姑だったとは思えない、あなたは過去に辛い思いをしたと思う。
従ってあなたが個人的感情を抑えることは大変難しいとは思うが、あくまで長女の代弁者だということを忘れるな』(意訳)


えーと。
間違いだらけで突っ込む気にもなりません。
が、とりあえず突っ込んでみます。

訴えるって誰が言いましたか?(汗)
それに私、別に汀子さんに個人的感情なんて抱いてません。
どーでもいいです。
孫が可愛いとか嘘八百。
彼女が私に言ったことを今こそ教えてあげましょう。

私が妊娠した時。
子供が出来たから、早速、連絡したんです。
そうしたらですね。
知らせた瞬間ですね。

「うちゃー、養育費は払わんけんね!!!!!!!!!!!!!!!1」

ガチャン!

終わり。

これですから。
可愛いとか思ってる訳ないじゃない(笑)

仮に百万歩譲って可愛くなったとしましょうか。

だから、なに?
私は相続の件を淡々と処理したいんであって、感情なんぞどーでもいいんですけど。
しかも関係ない話ばかりされても困るんですけど。
憎しみとかもありませんけど。べつに。だって他人だし。
ていうか、司法書士の方が感情的になってどーすんの?

とかいうような感想を抱きましたが、馬鹿がいるなあ、と生ぬるい笑みを浮かべてみたりするのでした。

2010/01/16

ある日、相続が発生した。43

人様の協力を得て、廂銀行に対する質問状を作成しました。
一部をここに公開してみようと思います。
なお、支店名などは伏せ字にします。


---

◆現在の状況認識
私は○○○○年○○月○○日現在の状況認識を以下のようにしておりますが、これは正しいでしょうか?
株式会社廂銀行様の見解として表記しましたものは全て、株式会社廂銀行様、本店のお客様相談窓口より発せられたものです。
もし、誤りがある場合はご指摘頂ければ、修正いたします。

(i)○○○○年○○月○○日に逝去され、○○○○年○○月○○日に死亡届の出されている私の離婚した夫名義の、私の子供に相続権がある(ただし私には相 続権が無い)貴株式会社廂銀行様の●●●支店の口座が○○○○年○○月○○日より後に『誰がどうやって行ったのかは一切不明だが解約されている』状況に対 して、株式会社廂銀行様は『誰がどうやって行ったのかは現時点では一切不明だが民法上、弊社に全く落ち度は無い』と主張されている。
(ii)○○○○年○○月○○日の朝10時頃に電話した時までは『相続権の無い遺族が、葬儀代として故人の口座の解約を要求されたので、相続者の同意書な どが無くても応じるのは弊社のルール上普通の行為である』と主張されていたが、○○○○年○○月○○日昼12時頃より、(i)の主張に変化した。
(iii)○○○○年○○月○○日の朝11時頃株式会社廂銀行様の親会社である□□□□グループのコンプライアンス統括部に(ii)の見解について問い合 わせしたところ『(ii)の見解は弊社全体の見解では無い。子会社のそのような見解については把握していないが、法令に従った根拠を添えた返答をさせる』 との解答を頂いた。
(iv)○○○○年○○月○○日時点で○○○○円の残高がある事が確認されている、私の離婚した夫名義の私の子供に相続権がある廂銀行様の●●●支店の(i)とは別の口座において、引き出しが行われた形跡がある。

~中略~

◆以下、質問事項
以下質問事項に対して可能な限りの返答をお願いいたします。
※個別の質問に対して返答不可能な場合は、返答できない理由を添えて、返答不可能とお書きいただいて構いません。
※個別の返答に対して公開を拒否されたい場合は、公開を許可できない理由を添えて、非公開希望とお書き添えください。

(1)銀行とりひき相談所に相談すると○○○○年○○月○○日の電話で御社に告げていたにも関わらず、調査のために電話された銀行とりひき相談所の担当者 様に『弊社の支店の対応は間違っていない』以上の情報を、私の個人情報の保護を盾として拒んだのは、私には個人情報保護の濫用に思えるのですが、これは私 の素人としての誤った考えなのでしょうか?

(2)○○○○年○○月○○日の朝10時頃に電話した時『本人の委任状も、相続手続きに沿った同意書も無い状態でも、葬儀代の名目ならば解約可能なのが、 株式会社廂銀行でのルールでは通常のワークフローである』と断言されましたが、私は御社のコンプライアンス体勢がおかしいと感じます。私の考えは素人の 誤った考えなのでしょうか?

(3)○○○○年○○月○○日昼12時頃に電話するまで御社は『葬儀代として故人の口座の解約を要求された場合、相続人全員の印鑑証明などの書類等が無く ても、応じるのは弊社にとって通常の行為である』と述べられていましたが、自分の考えでは『故人の口座の解約には応じず、故人の口座の凍結を行う』のがコ ンプライアンスに添った行為だと思います。これは素人の誤った考えなのでしょうか?
また、以下のようなサイトに書いてある情報もコンプライアンス上誤った情報なのでしょうか?
http://www.orix-hiroba.jp/question/archives/2006/12/post.html
>銀行が、亡くなった方の死亡を知ったときから、亡くなった方の口座から預金が下ろせなくなります。
http://allabout.co.jp/family/funeral/closeup/CU20070111A/
>人が死亡すると、その人の名義であった銀行口座はその時点から凍結します。
>つまり、配偶者や子供であっても故人の預金を引き出すことはできません。
http://gyouseishoshi.main.jp/0206.html
>しかし、実務では金融機関は厳格な手続きを要求しております。
>被相続人の死亡により凍結された口座から預貯金を引きおろすのは容易ではないのが現実です。
>厳格な手続を要求するのは銀行や信用金庫、ゆうちょ銀行など金融機関が
>超過払い戻しした場合に免責されないのが原則であるためです。

(4)○○○○年○○月○○日昼11時頃に株式会社廂銀行様の親会社である□□□□グループのコンプライアンス統括部に連絡したところ、株式会社廂銀行様のそれまで示されていた(2)(3)のような見解と□□□□グループ全体のしての見解が違う事が判明しました。
コーポレートガバナンス上、銀行業のような企業でこのような齟齬が生じるのはおかしいと私は思うのですが、この私の考えは素人の誤った考えで間違っておりますでしょうか?

(5)○○○○年○○月○○日昼12時頃の電話で(2)(3)の発言を翻し『どうやって解約したのかは一切不明ですが、本人の委任状などが無くても解約は可能で民法上も問題ない』という見解に変わったのはなぜなのでしょうか?

~後略~

---


これまでに起こった事を小難しい文章で書くとこうなりますw
嘘はひとつも書いていません。起こった出来事を書いただけです。
実は逐一、記録をしていたので正確な年月日と時間が書かれているんですね~。
そういう意味でも日記を書いておくのはいいことかも知れません。

2010/01/15

ある日、相続が発生した。42

うっは、この司法書士、考えてたより頭悪い。
頼んでもいないのにメールが着ました。
どんだけ焦ってるんですかね。


『昨日のあなたのメールは平井汀子さんに郵送しておいた。(私注:頼んでませんが?)
当職の個人意見を補足する。
故人の霊を祀る仏壇は相続された土地の汀子さん宅に置かれていると推測する。
従って汀子さんが洋司さんの祭祀を承継されているものと思う。
【民法第897条ご参照】
遺産の預金の存在や土地の処分の話より、法事や墓、仏壇管理及びその他費用負担について確認しろ』(意訳)

(注:後から知ったのですが、相続の件については、相続人でなければ司法書士を雇って相続処理をすることは出来ないのだそうです。
最初は須々木さんが代理人だとばかり考えていたのですが、それも違う。
つまり須々木さんは今回の相続に一切関係がないのに、勝手に口を出して来ているのです)


……なんで私が関係ない人にここまで言われないといけないんでしょうか。
そう思ったので、私はこう返答しました。

『あなた様が私にわざわざ個人意見をメールしてくる理由をご提示下さい。
立場の確認をしたいのですが、あなたはB様からの依頼を請けてBさんの母からの相続についての仕事をなさっていると思います。
今回のAさんの相続について、無関係のはずのあなたがどうしてイニシアティブをとって関わってくるのか、不審に感じています。

以上、よろしくご返答ください。


なお、このメールは関係各位にCC、及びBCCさせていただきます。
ご了承下さい。』


えーと。仏壇とかどーとか、何で関係ありますかね?
そもそも第三者のおまいになんか関係あんのか。
善意の第三者のフリはいいかげんやめれ。

さすがにこの司法書士は頭おかしいので、当分の間、特定の方にはBCCメールが行くと思います。
不快かも知れませんが、ここは一つ、証人になっていただきたく、よろしくお願いします!!

2010/01/13

ある日、相続が発生した。41

前回の日記の疑問点……つまり、葬儀代だと知っていたなら、死亡したことを知っているのではないか、という点について問い合わせてみました。


さすがに親会社に電凸したのは効いたのでしょうか。
廂銀行の係の方の言うことが素晴らしく二転三転します。
最初はね。葬儀代とかって言ってたのに、今度はこう言われました。

「解約の理由は判らない」

あんた、いままで一体、何を調査してたんですか?
じゃあ、何で他人が解約出来たんですか?
仮にベッドに寝たきりの老人が解約しようとしたとしても、委任状ってのが必要なんですよ。
なのにそれもないんですよね?
何で解約出来るのよ。

さらに民法では第三者でも、条件なしで解約出来るとか言い出しました。

意味が判りません。

何でですか、じゃあ例えば私が誰か知らない人の通帳と印鑑を持っていった解約してくれるんですか? その場で? 委任状も身分証明も何もなく????

アリエナス。

んで、詳しい回答は2時以降になると言われました。
一度はそこで電話を切りました。


そして私は消費者センターに電話しました。
区民のためにって名目で、相談できる場所があるんですねー。
そこに電話です。

結論として、電話でのやり取りでは証拠が残らずに不利になるから、書面でのやり取りにした方がいいだろう、というアドバイスを頂きました。
そして相続が絡んでくると、消費者センターではすぐに返答ということが出来かねる、と。
ですから弁護士の無料相談コーナーというのがあるのでそちらを紹介します、ということで紹介していただきました。


でもって、再び廂銀行に電話です。
そこで以降のやり取りは全て書類で行いたい旨を伝えました。
無論、条件がなければ返答不可の場合、返答できませんという返答と、その理由を明記していただくということで合意を得ました。
まずは私が、こちらが認識しているこれまでの経過を書き記したものを送り、それに対する返答という形で書類を頂こうと思います。

ていうかね。
この時点でもう、言ってること変わってるの。

まあ、その約束をしましてですね。それをいいように曲解され、銀行協会の調査に答えられないとか言われると困るので、協会に電話しました。
自分と廂銀行とのやり取りは書類で行うように取り決めましたが、あなた様の調査は続行していただきたい。それを理由に情報を開示してはいけないとは一切言ってませんので、と。

そして私は、銀行とりひき協会の方に訊いてみました。
銀行というところは、第三者が勝手に他人の口座を、何の条件もなく解約してもいいものなのか、と。
普通は出来ません、という回答をもらいました。
当たり前ですよね。

だって考えてみてください。
私は権利者なのです。(代理人だけどね)
そんな権利者の私が、情報を引き出すために様々な書類を送れと言われているにも関わらず、何故、権利のない第三者が勝手に銀行口座を解約出来るのでしょうか。

どうして権利のない人間の方が楽ちんに動けるんですか?

あの手続きをして、この手続きをして、これを持ってこい、これを送れ。
さんざっぱら従っておいて何なんですけど、もの凄く理不尽じゃないですか? これ。
法律に基づき、その手続きが必ず必要であると主張されるのであれば従います。ええ、従いますとも。
でも何で私だけ?
解約した第三者は法律を無視していいわけ?

……というようなことを思いはしましたが、言っても愚痴にしかなりませんね。
心にしまって大人しく書類の作成に入りたいと思います。

2010/01/12

ある日、相続が発生した。40

寝てたところを電話で叩き起こされました。
電話の相手は、銀行取引相談所の方です。
銀行の対応に納得出来なかった私は、取引相談所の方に調査を依頼していたのです。

その方曰く。

廂銀行のお客様相談窓口の担当者に電話しても、支店の対応は間違っていないの一点張り。
直接電話してもらえれば説明する。

つまりなんですか、私にまた電話しろですか!?
……とか思ったんですけど、その方には罪はないですし、納得いく説明が貰えなかった、という相談でしたので、それでまあいったんは電話を切りまして。

光の速さで廂銀行に電凸。

やっぱり埒があかない説明しかしていただけません。

だから!

法律的には駄目だと言ってるんだ!
(パトレイバー後藤隊長の口調でww)

以下にお客様窓口担当の言い分を列記。

●当行には故人の死亡の知らせもなく、口座を止めることは出来なかった。
●葬儀代といわれた場合、本人確認や必要書類がなくても解約出来る。
●法的には間違っていると判っているが、当社ルールではそうなっている。
●対応には間違いはない。

つまりなんですか。
葬儀代だと言えば、私でも人様の口座を解約可能なんですね?
葬儀代、凄いなあ。

……って感じで超絶むかついたので。
大元のグループ会社コンプライアンス統括部に電凸。

「貴グループ傘下である、廂銀行でこういうことがあったのだが、これはグループ全体の方針なんですか?」

そういう話の後、廂銀行の担当者からは、法的にこうであるという説明を行うという確約を得ました。

今は電話待ちの状態で、今日は出掛けられそうにありません。
ふー。昨日の間に買い物済ませておいて良かったよ、ホント(汗)


そしてここでふと気付いたことがひとつ。

●当行には故人の死亡の知らせもなく、口座を止めることは出来なかった。

あーのー……。
葬儀代名目で解約されたんですよね?
死亡したこと、知ってませんか?
知らないってことはないですよね? 葬儀代ですしね?

えーとー……これって一体、どんなギャグなんでしょうか。

2010/01/08

ある日、相続が発生した。39

続きです。
メールを見た某友人が電話をかけたそうです。
そう、相手は、件の司法書士です。

電話の内容を書き出してもらいました。
これは私の聞いた話ではありませんが、内容には殆ど間違いはないと思います。
ですが、私自身の話ではないので、参考に、ということでよろしくお願いします。

---


☆司法書士様の主張

1.バッグに通帳が入っているのが見えたので、自分の判断で汀子さんの許可を取って通帳のコピーを送った。

2.解約した口座の支店名が異なっているのは汀子さんの思い違いでは無いかと思われる。

3.汀子さんは現在、現金の持ち合わせが殆ど無いようだ。
 そのため自分も依頼料を手付け金の二万円しかもらっていない。

4.そこで(既に相続が発生しているのに)土地を担保にお金を借りようと登記書類を取り寄せて、初めて、自分も汀子さんも既に相続登記が行われている事実を知った。

5.他の財産について:汀子さんは通帳などは無くしてしまっていると思われるので自分は仲介しない。土地があるかどうかについては調べる事が可能。

6.汀子さん本人に責任能力はあると思われる(ので禁治産者ではない)。

7.しかし、汀子さんには、法律を理解し、遵守する能力や意志が無いと自分は思う。

8.銀行が汀子さんが葬儀代の名義で口座を解約したりお金をおろしたのは普通の判断だと自分は思う。

9.だが、銀行の不備を追求し銀行を訴えるのは良い判断だと思う。

10.土地の共有者である中山さんをちとせさんに紹介する事は自分のクライアントである汀子さんが不利になるため行えない。

11.だが、ちとせさんが調査して中山さんと交渉する事を止める権利は無い。

12.中山さんにも土地を購入する資金は無い。

13.汀子さんと中山さんの交渉をセッティングしたが、とても纏まる状況とは思えなかった。
(中山さんはここで初めて洋司さんが亡くなっていることを知った(一年以上経過している))

14.なのでちとせさんが中山さんと交渉しても無駄だと思う。

15.自分は汀子さんのお子さんが亡くなっている事をその席で初めて知った。

16.汀子さんは兄妹に嫌われていて誰にも手助けしてもらえる状態に無い。
   汀子さんはお年寄りなので(ry:お涙頂戴的。
   汀子さんは足が弱くて動き回れない状態だ。

17.立ち退きを迫り分筆するための裁判に持ち込むことは可能だが、自分は汀子さんが勝つと思う。

18.汀子さんのお孫さん三人が成人したら汀子さんを扶養する義務がある。

---

はい、気になるところの解析いきましょうか。
しかしまあ、友人も『意味フ』と言ってましたが、改めて見ても訳が判りませんね。
これが司法書士だろうかと疑いたくなるような回答ばかりです。

いろいろありますが、問題は4です。

既に相続が発生していることを知っているにも関わらず、他人の土地を担保に金を借りようとした事実です。

これって司法書士がやることなんですか?
登記していなかったら、あわよくば汀子さんの名前で登記してしまえってつもりだったんでしょうか。そういう犯罪、多いんですよ。ホントに。

13についても疑問ですね。
何故、共有者は一年以上知らなかったんでしょうか。
それはつまり、最近になって初めて交渉を行ったということですね。
そしてそれまで、中山さんは共有者が変わっていることを知らなかった、ということです。

この主張、辻褄が合わないし、嘘ばかりだと思うんです。
愚痴の部分だけは本当でしょう。愚痴ですから。
でもそれ以外の部分については、法律と違うことを言っている気がします。

コンプライアンスの概念が欠落している年寄りは多いと聞きます。
法律を遵守する以前に、法律を知らないんですよ。
だからこそ、司法書士や弁護士が、そういう方々に頼まれて動くのではないんですか?
この会話の須々木さんの主張を見る限り、そうは思えないんですが。
お前は本当に法律を知っているのかと。

それと、須々木さん、8についてこう言ったそうです。

「Q県なら大丈夫」

バカかと。
法律は全国で同じです。
Q県だけ違うって、第三帝国か何かですか?
廂銀行だって、そんなことは言ってませんでしたよ。


コレ、多分、須々木さんは共犯扱いになると思いますがねー。

2010/01/07

ある日、相続が発生した。38

司法書士のハズの須々木さんからメールの返答が届きました。
この返答が凄かった……。

『自分は平井汀子さんの亡き母、▲▲さんの相続について相談を受けている。
先頃、汀子さんが他の書類を捜していたとき、バッグの中から貴書面が出てきたので代わりに連絡した。
自分は洋司さんの遺産等について一切調査していないし、その権限もない。
なお、汀子さんは貴書面に対し正しく回答する能力が十分でないため、質問しても無駄である。
廂銀行の預金内容などはあなたが調査しろ。
銀行の取扱店が間違っているかも知れない。』(意訳)

まずは、ここまでで解析いきましょうか。
つまり須々木さんは故人の相続について関係ねえのに、私に手紙を寄越したってことになるんです。
だってそう書いてあるし。
しかも勝手に人のバッグの中を探って、勝手に連絡したってことだべ?
だってそう書いてあるし。
んでもって故人の遺産についての調査権限はないって主張してる割に、故人の遺産はこんだけですよーって、手紙を送ってきてるのは何?
んでもって、汀子さんに訊いても無駄って、あんたが決めることではないだろう。
更に、廂銀行の件は調査した上で訊いてるんだが?
で、間違ってるかもってのはなに? つまり自分が間違ってないって言いたいの?

続き行きましょうか。

『汀子さんは亡き母▲▲さんの相続に関する書類(裁判関係書類など)を保管してなくて苦労している。
だから解約した預金通帳を保管しているとは思えない。
汀子さんは現在収入がなく、自分も報酬をもらっていない。紹介者(隣人)からの借金で生活している状態だ。
仮に、汀子さんが洋司さん名義の預金を引き出したのなら、葬儀費用及び生活費にしたと思われる。
あなたが法的手段を講じるのは勝手だが、汀子さんから得るものはないと思う』(意訳)

解析します。

この後半部分は、大まかに言えばただの愚痴です。
私には全く関係がありません。
裁判の書類がなくて苦労? だからなに? 通帳がなくても銀行には記録がありますから関係ありません。
収入がなくて報酬がない? 知ったことではありませんがなにか?
預金の使い道なんて訊いてませんけど。

そして最後の一行。
人は自分の尺度で考えたがるものですが、これは正直、いただけない。
私はね。金をとろうとしている訳ではないんです。
自分がそうだからって、人もそうだろうと勘違いしてくれたら困る。
大体、この遺産。私にはびた一文も入らないんです。ええ、相続人は子供ですからね。
私のではありません。

そしてこのメールは、先に来た手紙とえらく矛盾しているのですよ。
手紙には解約したと平気で書いてありますが、銀行で解約するには条件があり、その条件を満たしていなかったと知っていながら、それを平然と書いてきた、ということは。

須々木さんは善管注意義務を怠っているのです。
(注:善管注意義務とは。→コチラをご参照ください)

だってこれ、下手をすると犯罪なんですよ。
つまり。司法書士としてはあり得ないのですよ。この態度は。

余りにも呆れ果てた私は、このメールをあらゆるところに転送しました。
だってこれ、変でしょ。
証人は多い方が!(ぉぃ
受け取った方は『また巻き込みやがって……』と、生温かい笑いを浮かべてくださると幸いです。

そして、この話はこれだけでは済まないのです。
(次号に続くwwwww)

2010/01/06

ある日、相続が発生した。37

さあ、次の攻撃に移ります。
銀行に問い合わせた結果、司法書士須々木さんから届いた手紙の内容は嘘八百であるということが判明しました。
ですので、須々木さんにメールです。

『須々木様

お世話になっております。
お送りいただいた書状について、誤記がありますのでお知らせします。
廂銀行に問い合わせたところ、この遺産の明細や補足部分は
間違っていることが判明しました。

○ 添付されていた通帳のコピーの口座から引き出された形跡がある。
○ 他にも△△支店に口座があり、その口座の解約が行われている。
○ □□支店の口座の解約の事実はないと、現在、廂銀行は解答している。
○ ●●支店などにも口座があると廂銀行から指摘を受けた。

廂銀行からは以上のような解答を得ました。
須々木様からの報告書は間違っていることが判明しましたので、正しい
財産の明細を早急に作成してお送り下さい。
更に、廂銀行だけでなく、他金融機関の口座、不動産等がありましたら、
そちらも正確な情報を開示してください。

また、銀行口座については不正な解約、引き出しなどについて、本来
あるべき状態に復帰するための返金プランの提示をお願いします。
誠実な対応を頂けない場合、司法などの判断を仰ぎたいと考えています。

以上、早急な対処をよろしくお願いします。



なお、このメールは関係各位にCC、BCCさせていただきます。
ご了承下さい。』

メールを送信後、須々木さんに電話しました。
とにかくメールを見て速く返事寄越せとだけ言って切りました。
うん、用件はそれだけですし、しかもやり取りは証拠の残る形でないと意味がないのです。


ふぃー……。
波状攻撃の方が効く、というのは判るんですけど、なかなかパワーがいりますよねー。
ていうかー。

何で一介のフツーのぱんぴーである私がこんなことをしなくちゃならないのかと、すげえ解せないんですけど……。
とほほほほー。

2010/01/04

ある日、相続が発生した。36

35の続きです。

---

怒りを感じつつも、まずは冷静に。
私は銀行協会の「銀行とりひき相談所」というところに電話しました。
今度はQ県ではないですからね。電話代もそれほどかからなくてラッキーです。

「すみません。
とある銀行で、第三者による口座の解約が行われていた件について相談したところ、埒があかないのでご相談させていただきたいのですが、こちらでよろしいですか?」

と、切り出しまして。
そしてお約束通りに状況を説明させていただきました。
担当者の方は、それは確かにおかしいと。

そして銀行名を聞かれました。すると担当の方はこう言われました。

担当「それはですね。問題があったと仰る△△支店ではなくてですね、本店営業部に相談窓口というのがあると思うので、そちらに……」

私「いえ。電話したのは、本店営業部、お客様相談窓口なんです」

担当「は!? えっ、支店じゃないんですか!?」←あきらかにびっくりしているらしい声

私「はい。支店ではありません。本店営業部です」

担当「それは……(言葉をなくしているらしい)」

状況を説明した後、担当は調査すると約束してくれました。
調査中にもしかしたら私のところに銀行から連絡が行くかも知れない、とも言われました。
それはOKです、と答えました。

何故、担当者の方はそんなにも驚いたのでしょうか。
そこはみなさん、想像してみてください(笑)

---

以上がここまでの状況です。
これは私を相手に情に訴えるだの、法律を無視したやり方だのが通用すると思った、銀行側のミスです。
ですが、どうして銀行は相手のことも考えず、そういった対応をしたのでしょうか。
恐らく、法律上そうなっていると説明しても、理解しようとしない客が多いのでしょう。
ですから客がより納得しやすい方法をチョイスしたつもりだったのです。


相手が悪かったですね。
ご愁傷様です。

ある日、相続が発生した。35

今日は電話がある日だからと、朝からずーっと待ってました。
しかし昼過ぎても廂銀行から電話はかかってきません。
3時になってもかからなかったので、こちらからかけました。
すると担当者じゃない男の人が出てきました。
今は離席だというのです。あと30分から40分くらいしないと戻らない、と。
遅い昼食でしょうか。それにしてもめっちゃ遅いっすね。
まあ、そうは思いましたが席空きなら仕方ありません。判りました、と言って電話を切りました。

1時間くらいが過ぎたでしょうか。
電話がかかってきました。
遅くなってすみません、という断りの後、内容を説明していただきました。

須々木さんが書いた手紙にあった、解約したらしい□□支店、そして△△支店。
この2つの支店の口座について説明してもらいました。
ところが解約があったのは△△支店、そして2つの口座があったのも△△支店、そして△△支店の解約していない方の口座は、2/22以降に引き出しがあったというのです。
ちなみに□□支店は睡眠口座が一つのみ。

それを聞いて私は頭の中が「?????????????」になりました。
それでは、須々木さんが嘘を吐いたということになってしまうのです。
ですがまあ、そのことについては銀行には責任がないと思ったので、ひとまず置いておきました。

では、解約のあった口座は元通りにしていただけるんですね?

私のこの質問に対し、担当者は「それは難しい」と答えました。
ここで私、切れました。

これは明らかに銀行のミスです。
口座の解約は口座所有者、若しくは口座名義人が死亡した場合は相続人、代理人しか行えないのです。
法律ではそうなっています。
そのことを確認してみました。すると。

『実際にはそうとばかりも言えません。
例えば夫婦のお客様で、旦那さんの口座を奥さんがとかいう状況もありますから』(意訳)

ぶちぃぃぃぃいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいっ!
(血管の切れた音)

銀行のお客様相談窓口の人間が、それを口にしてはいけないのです。
例え現実にそれがあったとしても。
法に照らし合わせた場合、それは不祥事なのですから。

『キャッシュカードを持っていたり、通帳、印鑑を持っていた場合、本人以外でもお金は引き出せます。
それを銀行側は止めることは出来ません』(意訳)

だからいま!
本人確認のための、暗証番号以外の、生体確認のシステムが開発され、それが実装されつつあるのではないのか!
事実としてそれが例えあるとしても、それを客相手の銀行員が口にしてはならない!
建前は押し通さなくてはならないんだよ!

ぶちぶちぶちぶちぶち!

って、切れたので。
私はこう言いました。

「失礼ですが、あなたのそのご意見は、一銀行の、一銀行員としての意見に過ぎませんよね? もしかしたらローカルルールの可能性すらありますよね? そして私は法律に詳しくありませんので、あなたのご意見が正しいかどうかを確かめる術がありません」

「そんな訳ですので、申し訳ないのですが」

「銀行協会の『銀行とりひき相談所』に相談してもよろしいですね?」

相手は一瞬、黙りました。
ですが、それを止める権利はもちろんありません。
判りました、と了承しました。
そして送った書類は返送します、という返事を頂いて電話を切りました。

---

今日は長いので、次に続く。

2010/01/03

ある日、相続が発生した。34

いつまでも△ではアレですので、仮名をつけましょうか。
仮名……なかなか難しいですね……。現存する銀行さんの名前はまずいし……。

廂銀行にしましょう。決定。


えーと。
廂銀行から連絡がありました。
連絡がなかったら銀行の協会に連絡しようとしていたのですが、それはせずに済みそうです。
慌ただしく電話をしてこられた担当の方曰く、どうやら故人の口座が廂銀行の幾つかの支店に残っているらしいのです。


幾つかって、おまwwwwwwwwwwwww


……とは思いましたが、話を黙って聞いてみました。
銀行では殆ど残高がなく、取引がある一定期間以上ない口座を、睡眠口座とするそうです。
それが何口かあるらしいんですよね。
調査を頼んでおいたのは二箇所の支店だったのですが、それとはもう一つ、別の支店にも残っているらしく。
同姓同名の方がいらっしゃる可能性もありますから、とは言ってましたが、恐らく本人のでしょう。
その支店に関しては、当時の住所を証明できる資料を取り寄せるのに時間が掛かるので、今のところはいいですと言っておきました。

で、まあ、それはともかく。
電話で連絡されても口座の残高は解答出来るが、死後、取引があったかどうかは答えられないと言われました。
取引内容の確認には相続人全員の同意書が必要なのです。まあ、それはそうですよね。相続人の誰かが実は密かに引き出したってこともあるかもですし。

今回のケースでは、絶対にそれはないんですけどねwwwwwwwwwwwwwww

まあ、更にそれはともかく。
口座の残高しかお知らせしてもらえないというのは判ったが、私が調べてくれ、と申し上げたのは、解約の件についてでして、司法書士からの解約の通知がなければ、こんな風に銀行に連絡はしていないんですね。
それを言ったら、宿題にさせてくださいと。

えーと。

最初っからそれを調べてくれって言ってるんですけどね!?

……とは思いましたが、恐らく支店の方が担当者にちゃんと報告せず、ごまかし続けているのだろうと思いましたので言いませんでした。
再度連絡する、ということでしたので、それを待とうと思います。


今回の銀行とのやり取りなどを考えても、相続のことは、本当に面倒な時には面倒ごとになるのだとつくづく思いました。
多分、遺産の処分をした平井汀子さんが、相続について全く考えていなかったんでしょうね。
それか自分が相続人だと勘違いしていたか。

まあ、どっちにしろ、これだけ七面倒なことは自分の子供にはさせたくないな、と痛感しました。
出来れば彼らが成人する前に処理したいです。
はあぁぁぁ~~(ため息

2010/01/01

明けましておめでとうございます。

明けましておめでとうございます。
ご覧になってくださる方、いつもありがとうございます。
出来る限り判りやすく、を目指して記事を書いていこうと思っています。

どうかこれからもよろしくお願いします。



ちとせ